相談の流れ

刑事事件の相談について

身内の方が犯罪を起こしたとされ逮捕されてしまった、警察から犯罪を犯したのではないかと疑われて事情聴取を受けているなど、刑事事件について問題が生じた場合に対応します。

当事務所では、以下のように、刑事事件のための弁護活動を提供しています。
刑事事件では、早期に弁護士に相談をすることが極めて重要ですので、まずは当事務所までお電話ください。

相談から依頼までの流れ

1.相談の予約

刑事事件でお困りの方は、まずは当事務所までお電話をください。できるだけ早期に相談の日時を予約することができます。

2.面談による相談

お電話でご予約をいただいた方には、弁護士と面談による相談を行います。犯罪の容疑をかけられているという方(在宅の方)だけでなく、逮捕された被疑者のご家族や知人の方でも相談は可能です。

刑事事件では、逮捕直後から捜査機関による厳しい取調べが始まり、逮捕中は弁護士以外の者と面会が禁止されることがあります。

捜査機関では、やってもないのに、自白を強要するような取調べが未だに行われています。1日でも1時間でも早く、弁護士からの助言を受けることが重要です。

※担当弁護士によっては、刑事事件の初回の相談を無料で行っていますので、まずは、無料での相談が可能かお尋ねください。

3.弁護士への依頼

被疑者は、私選弁護人を選任することができます。親族であれば、親族が自ら弁護人を選任することも可能です。

当事務所の弁護士を私選弁護人に選任した場合、早期に身柄を解放するための活動を行います。また、捜査機関は、早期に自白を獲得しようと躍起になっています。被疑者を守ることができるのは、弁護人だけです。被疑者がやってもない罪に問われないために、当事務所の弁護士が、黙秘権の行使、関係者からの聴き取りなど公判を見据えた弁護活動を行います。

Q&A(※事件は架空のものです)

Q.息子が逮捕された!? そんな時、どうしたらいいの??

平成〇〇年4月1日午前1時頃、Aさんが傷害事件を起こしたとしてS警察署で逮捕されました。

逮捕の直前、Aさんから、Aさんのお父さんに「今から警察に逮捕される!でも私は何もやっていません。お父さん、信じてください!!」という電話がありました。

Aさんのお父さんとお母さんは、慌ててS警察署にかけつけましたが、その時にはすでにAさんが逮捕されていました。
お父さんとお母さんは、Aさんとの面会の申入れをしたのですが、警察官から「捜査中だから面会はできない」と言われてしまいました。

2人は、「息子は絶対にやっていません。せめて息子の話を聞かせてください」と何度も頼みましたが、警察官からは「2日間くらいは会うことはできないだろう」と言われました。

A.直ちに弁護士に依頼をして、弁護士にAさんと面会してもらいましょう。

お父さんとお母さんが面会を断られた理由は、Aさんが逮捕中だからです。逮捕段階では、警察署によっては一般面会が制限されることがあります。

Aさんは傷害事件の容疑をかけられていて、「被疑者」と呼ばれます。被疑者は「逮捕」により最長72時間の身体拘束を受けます。

その後、Aさんが釈放されなければ、今度は、「勾留(こうりゅう)」という手続きが取られます。勾留期間は、10日間まで認められ、更に10日まで延長が可能です。

捜査の流れ

勾留段階になると、親族や知人の面会が認められるようになります。
ただし、Aさんは犯行を否認していますので、「接見禁止(せっけんきんし)」という処分がなされる可能性があります。

このような場合には、勾留期間中もAさんのご両親は面会することができません。

Aさんのご両親としては、Aさんが逮捕されたということを知ったら、直ちに弁護士に依頼をして弁護士にAさんと面会をしてもうべきでしょう。

弁護士は、逮捕段階であっても、勾留期間中に接見禁止が付けられていても、立会人なく被疑者と面会することができます。

これは弁護士にだけ認められた特別な権利です。
早期に弁護士が面会をすることで、Aさんは法的なアドバイスを受けることができます。

例えば 、捜査機関の取調べでは、Aさんの言い分をまとめて書面にした供述調書(きょうじゅつちょうしょ)というものが作成されます。
もしAさんが傷害罪の犯人ではないのに、面倒くさくなって、「私が傷害を犯した犯人です」という供述調書にサインをしてしまったら、いざ裁判の時に「本当は犯人ではありません。あれは警察に色々言われて面倒くさくなってサインしただけなんです」と言ったとしても、簡単には信じてもらえません。

弁護士のアドバイスを受けることなく被疑者が取調べを受けるというのは、被疑者が、武装した捜査機関に裸で戦いを挑むようなものです。

早期に弁護士の面会を受けるということが被疑者の権利を守るために極めて重要だということを覚えておいてください。

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